中年男性を悩ますビール腹。ポッコリお腹は腹筋では治らない!
30代を過ぎればお腹が出てきたと感じる男性は多いでしょうね。
昔は運動をしていなくても、たくさん食べてもお腹なんて出なかったのに…
最近はどんどんお腹が出てきて惨めな身体に。
このままではいけないと、筋トレを始める。
よし!まずは腹筋でこのお腹をなんとかしよう!
実はこれ…
効果的ではないんですって!
意味が無いというよりは、お腹を凹ます為に腹筋は効果的ではないということだそうです。
筋トレは誤解だらけ!
ダイエットのために筋トレを始めようと考える人は多いんですが、正しい方法で行わないと求めている効果は得ることができません。
- ポッコリお腹を凹ませたい。
- たるんだ二の腕を引き締めたい。
これは男性・女性問わず、よくある悩みです。
この場合、殆どの場合が以下の筋トレを行おうと考えるはず!
- ポッコリお腹を凹ませたい場合→腹筋
- たるんだ二の腕を引き締めたい場合→腕立て伏せ
悩みの部分を強化することで問題は解決できると考えるのが普通。
でもこれは少し間違っているんです!
たるんだ二の腕・ぽっこりお腹の原因は脂肪!
お腹が出ているのも、二の腕がたるんでしまっているのも筋力の低下が理由ではありません。
誤解しやすいのはここです!
筋力の低下も原因の一つですが、主な原因は脂肪が増えてしまったこと。
特にお腹は、脂肪細胞が多い部分。
それに加え内臓脂肪もあるのでぽっこりしやすい部分なのですよね。
つまり、原因は摂取カロリーに対して消費カロリーが少ないことによる脂肪の増加が原因。
脂肪を減らすには基礎代謝量を増やすことが重要。
基礎代謝量。
健康志向やダイエットブームによって知らない人のほうが少ないかもしれませんね!
基礎代謝量とは生命維持のために何もしていなくてもカロリーを消費してくれるエネルギーのことです。
そもそも私達が肥満になってしまう理由は【摂取エネルギー>消費エネルギー】になってしまうから。
食べる量よりも、消費するエネルギーのほうが少ないことから身体に蓄積されてしまうという仕組みですね。
そうならないために、運動したりしてエネルギーを消費するんです。
消費エネルギー100%の内訳がこちら。
- 基礎代謝70%
- 活動消費20%(運動などで体を動かして消費するもの)
- DIT・UCP10%(熱で放出されるもの)
消費エネルギーの約7割が基礎代謝で占められています。
基礎代謝ってなんでした?
何もしていなくてもカロリーを消費してくれるエネルギーのことでしたよね!?
そうです。運動もしていないし大食いなのに全然太らない人。
そのような人はこの基礎代謝量が高いことが考えられるのです!
要は、基礎代謝量を高めれば脂肪が減りやすくなるってわけ。
基礎代謝量は筋肉量と比例している!
この身体にとって重要な基礎代謝量は筋肉量と比例していると言われています。
身体の筋肉量は20歳頃にピークを迎えてからは低下する一方です。
もちろん何もトレーニングをしていない場合ですが、年間1%ずつ低下すると言われています。
昔は何もしていなくても太らなかったのに、30代を過ぎてからは太る一方…
これはまさにそういう事です。
年齢を増したことで筋肉量が低下し、それにともなって基礎代謝量も減少。
基礎代謝量が減少すれば、脂肪燃焼効果も弱まり太りやすくなってしまうんですね!
そう!つまり、筋トレで筋肉量を増やせば基礎代謝量も高まるので痩せやすくなる!
二の腕・お腹に蓄えた脂肪は筋トレで減らすことができるんです!
んん??
じゃあ腹筋・腕立て伏せは適しているじゃないか?
間違ってはいませんが、適切ではない!と言うことなんですよ!
筋肉量のアップは下半身の強化がキーポイント
お腹を凹ますため。二の腕を引き締めるため。
そのために腹筋・腕立て伏せで筋肉量を増やすことは間違ってはいません。
ですが、より効率よく効果的に筋肉量を増やす為には適していないそうです…。
身体の中で最も筋肉量が集中しているのが下半身。
大きなお尻や太ももはたくさんの筋肉が密集していますね。
たくさんの筋肉が集まっている下半身を鍛える、筋肉量を高めて基礎代謝量を増やすこと。
これこそが基礎代謝量を高める為の一番の近道なんです!
下半身の筋肉は衰えやすい!
筋肉量が多いというだけではなく、下半身の筋肉は非常に衰えやすいもの。
基本的に加齢による筋肉量の低下は下半身を中心に始まります。
人間が一番使うのが下半身の筋肉!
ですが、年齢を増したり生活環境の変化などで下半身を使用する機会が減少しますよね?
筋肉量が多い部分では有りますが、20代・30代・40代・50代と使用機会は激減。
そうなれば下半身の筋力は減少しますよね。
そのような過程からも下半身の筋肉はとっても衰えやすいものです!
30代を過ぎて太りやすくなった!と言う場合の多くは下半身の衰えが原因とも言えるでしょう。
下半身強化でポッコリお腹も凹ませることができる!
ここまで話せば下半身の筋肉量を増やすことがどれだけ効果的かということが理解できたと思います。
腹筋・腕立て伏せでお腹や二の腕の筋肉量を増やすことも大切ですが、最も集中して行うのは下半身!
腹筋・腕立ては程々にして、徹底的に下半身をいじめ抜きましょう!
下半身を真っ先にトレーニングして鍛えることで基礎代謝量は高まるので、各部分の脂肪も落ちやすくなるはずです!
意外と勘違いしやすい筋トレですが、まずは下半身から!
この言葉は覚えておきましょう!
二の腕のたるみっも、ぽっこりお腹も全ては下半身の強化で解消できるはずです♪